還暦過ぎのおっさんブログ  -目指せ生涯現役-

徒然なるままにひぐらし硯にむかひて

抽象を具体へ 歪曲化

相手が範囲の広い抽象的な話をしている時に、たとえばと具体例を挙げた瞬間に使えるテクニック。

その具体例が必ずしも起こらないとか、現実には起こり得ないとか、とにかく本筋の抽象論から、目の前の具体に論点をすり替える。

多くの人は抽象は苦手で具体にはまるので、数の力も借りられる。

相手が抽象に戻ろうとしたら、今の議論から逃げるな!と攻撃する。

かなり威力のあるテクニック。

一つの例外

相手が新たなことをやろうとしている時に、それを潰すのに有効。

そんな事をしたら、こういうマズい事が起こる。実際、過去に起こった、そんなことになったらあんたは責任取れるのか、弱者切り捨てもいい加減にして欲しい! と。

例え、例外が1件でも良い。悪魔の証明の反対なので比較的汎用的に使える便利なテクニック。初心者も安心して使える。

差別だー

やりたいことを邪魔されそうになったら、差別だーと、大声で叫ぶ、時には涙するのも効果的。

女風呂に入りたい男。心は女だと主張し入る。

番台から止められそうになったら、差別だーと騒ぎまくる。その時は退散しても、次に行った時は番台は見て見ぬ振りするかも。仲間を連れて複数人で、おねえ言葉で私たちは女よーとか、外見で人を判断しないでよとか、男風呂は怖いとか言って泣き出すのもあり。

ストローマン論法

相手が言った一部分を切り取り、それを意図的に拡張して存在しない藁人形を勝手に作り上げる。

勝手に作り上げた藁人形をさんざん批判する。

子供はのびのびと遊ぶべきだ

→子供は遊んでいれば良くて、勉強することを否定している! 子供から学習機会を奪い、格差を助長するという勝ち組維持のための策略以外の何物でもない! 子供に謝罪せよ!

騙し、黙らせのテクニック 前書き

世の中にはいわゆる詭弁やごまかしの論法を駆使する人々が多くいる。

また、反撃しにくい空気を作ることに長けている人々も多い。

これらの人々は何かの目的を達成するために、反復トレーニングをしているのかもしれない。また、数十年単位で目的を達成するまでのロードマップもあるようにも見える。

これまで垣間見た言論等をベースに、その裏にあるかもしれないテクニックについて書いてみる。

多くの人の共通認識になれば、あーまたやってる、今度はこのテクニックか、と見切ることができて騙されずに済むかもしれない。

宝石鑑定士は本物しか見ない

30年くらい前に読んだ本に書いてあった。それ以来何故か心に残っている。

本物しか見ていないと、偽物見た時に違和感があって判定出来るらしい。

偽物はいろんな種類があるだろうから、それを覚えても切りがないし、本物と偽物を混同するリスクもある。

そもそも一つだけ見ていればいいので時間もかからない。

いろんな事に応用できる考え方だと思う。